働くってため息つくような憂鬱な気持ちにさせられることが、私は多い。
たいていその憂鬱は、「どうせ達成できもしない高い目標設定」にあることが多い。
前職では、そういう目標設定を決めた「目標管理カード」なるものがあり、それがために限界まで出し尽くしていたが、限界まで出し尽くしたからと言って達成できるかというと、そうでもなかった。
ほな、あんなものない方がいいに決まっているのだが、ああいうものがないと限界まで働かないと思われていたためか、目標管理カードがなくなることはなかった。
今の学校でも、カードこそないものの、学生の日本語能力試験N2、N3合格、というのが学校の目標であるので、結局それに向かって走らされている。自分自身も学生も、それが目標なんだから、今はそれに向かって走っている。
走っているけど、届きそうにない現実も日々、目の前に迫ってくるから、ため息がでる。
学生も口では、いやまた気持ちの上でも「合格したい」とは言うが、じゃあ、
合格のために限界まで頑張れるか?
というと、そんなことはないから、この期に及んでサボったり手を抜いたり。
そんなんで合格できるわけない!
あぁホント、うまくいかないことが多い!
と思って、ため息がでるのであーる!
だけど、ほんとは国を越えた出会いを、私と学生は出会っているわけで、それをもっと喜んで楽しめばいいのに…。
合格、不合格、だって、せっかくチャレンジのチャンスが与えられているんだから、それをもっと楽しめばいいのだ。
あんまり、目標値の設定とか、言われなくなったらいいのにな。
祈るは「サクラサク」
仔羊おばさん